断熱設計部

気密測定結果の相当隙間面積C値について

さいたま断熱改修会議 議長の佐藤です。

住宅の性能を表す手法として気密測定による判定があります。
今年、弊社スタッフが気密測定技能者の試験を受けまして、私も過去に合格した者としての知識を元にテキストを見させてもらったところ…
なんと、気密測定結果の相当隙間面積C値の計算が微妙に変わっていました!

C値 (㎠/㎡)= 相当隙間面積αA (㎠)÷ 実質延べ床面積S(㎡)

実測後の計算によってC値=0.3478となった際に、私の受験時のテキストではJIS A 2201 2017に基づき求めた場合は、四捨五入して小数点以下1桁で表すことが記載されていました。
したがって、最終桁より四捨五入していくことになり、最終桁が5以上の場合は繰り上がりC値=0.3と思いきやC値=0.4となりました。

2022年4月の気密測定技能者養成講習のテキストには、小数第2位を四捨五入して小数点以下1桁で表すとの記載に変わっていたので、C値=0.3となりますね。
「JIS改正対応」と記されていますが、いつ改正されたのだろう…?

有限会社 佐藤工務店一級建築士事務所

佐藤工務店は上尾市で創業し50余年を迎えました。
一級建築士設計事務所を併設し、新築工事・リノベーション・耐震改修、断熱改修工事が得意です。
安心快適ながら、30年・50年後の暖冷房光熱費と内外装のメンテナンスコストの安い「いい家」が一番だと思っています。
最新の技術と知見によって、お客様に最適な方法をご提案させていただきます。