DIY & ワークショップ部

「あついぜ さいたま!芝川小・遮熱フェス2022」行政関係者向けに断熱教室見学会を実施しました

「あついぜ さいたま!芝川小・遮熱フェス2022」断熱ワークショップで対策した教室の見学会を2月24日(金)に実施しました。
今回は行政関係者向けに、前先生のセミナーも含めて行いました。
埼玉・東京・千葉・神奈川県内の役所の方々、住宅事業者の方々、国会議員の方々、議会終わりに駆けつけて下さったさいたま市議の方々と多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

前先生セミナーの様子

遮熱・断熱に加えて、換気も大切な要素の一つです。
過剰な窓開け換気による熱ロスは大きく、快適な環境を遠ざけてしまいます。
一方、現場の先生方がここ数年で感じている不安もお聞きし、既設の換気扇を利用したCo2デマンド制御による換気も同教室で実験中ですが、セミナーで前先生からその有効性をデータで示してくださいました。

そこで、予算が…採算が…という話になると思います。
今回断熱ワークショップで行った東窓面の遮熱パネルは工作レベルかつ低コストで出来る手法です。
ワークショップの実施は環境の学習を兼ねて実施できます。
部分的にせよ、その気になればすぐに取り組める手法があるということです。

前先生セミナーの様子

そして、電気代削減効果との比較のみでなく、子どもの健康と学びに集中できる環境がどれだけの価値を持っているのかを、我々大人はしっかりと意識したいものです。

前真之先生のセミナーの中で、心温まるエピソードも。
下校する4年1組の生徒さんから「夏すごく涼しくなったよ、ありがとう!」と言われたそうです…。

実は私もこの日、担任の先生との雑談の中で「杉板の壁が汚れていると、子どもたちの方が気にして率先して掃除しているんです。今までこんなことなかったですよ!」と聞きました。

本プロジェクトが子どもたちに伝わっているものが確実にあることを改めて実感できた瞬間でした。
断熱の重要性は学校に限らず、皆さんの住環境にも言えます。

本プロジェクトをきっかけに、子どもたちの学習環境の改善に繋がる動きが各地域で広がっていくことを願います。

taruShiru株式会社 一級建築士事務所

穏やかだけどワクワクする、我慢もない、“足る” “知る” 暮らしを楽しめる家に。
心身の健康は、暮らしの改善から…断熱改修をして、快適な室内環境にすれば免疫力が上がって、冷暖房費と医療費が下がります。(専門家の研究データあり)
断熱会議のメンバーで、ご状況に応じた改修提案を致します。